長年にわたって多くの人に利用されてきた104番号情報サービスは、利用者の名前や住所から電話番号を調べることができる大変便利なサービスでした。
ところが最近、このサービスが終了すると言われています。
本記事では、104番号情報サービスの終了に伴う詳細な情報、関連する料金の情報、そしてサービスの停止方法について解説いたします。
104番号情報サービスが終了した?
104番号案内サービスに関して、完全に廃止されたとの誤解が一部で広まっていますが、実際にはこのサービスは現在も継続して提供されています。
このサービスは、利用者が個人や企業の名前から電話番号を調べることができる便利な機能を持っています。
しかし、変更されたのはその後の流れです。
以前は、情報提供後に自動的にその電話番号へ転送してくれるサービスが存在しました。この転送機能が利用者にとって大変便利であったことは間違いありませんが、諸事情によりこの機能だけが廃止されました。
現在は、104番号案内サービスを利用して電話番号を取得した後、利用者が自分で電話をかける必要があります。この変更により、利用者は案内された電話番号をメモするか、別の方法で記録してから自分でダイヤルするという手順を踏むことになります。
この変更は、技術的な制約やプライバシー保護の観点から行われたもので、利用者の利便性を考慮した上での決定であることを理解していただくことが重要です。104番号案内サービスは引き続き、必要な情報を提供するために存在していますので、引き続きこのサービスの利用をお勧めします。
104で電話番号を非公開にするにはどうしたらいいか?
電話番号の非公開設定について
104番号案内に登録された電話番号を非公開に設定したい場合、特定の手続きが必要です。
局番を除く116番への連絡により、この手続きを進めることができます。
これにより、個人情報としての電話番号が第三者に公開されることを防げます。
電話番号を公開設定する方法
もし自分の電話番号が104番号案内に登録されていない場合で、公開を希望する場合も同様に116番へ連絡が必要です。適切な手続きを通じて、電話番号を公開リストに加えることができます。
106番の問い合わせ受付時間
電話番号の公開設定や非公開設定の手続きを行う116番への問い合わせは、午前9時から午後5時までの間に行うことができます。
104番号案内の基本料金について
104番号案内サービスの料金は、利用する通信手段に応じて異なります。
固定電話からの利用:
- 午前8時から午後11時までの間は、初回60円(税抜)、2回目以降は一件あたり90円(税抜)です。
- 午後11時から午前8時までの間は、一件あたり150円(税抜)がかかります。
携帯電話からの利用:
- ドコモ、ソフトバンク、auなどの主要キャリアからのアクセスでは、一律200円(税抜)の料金が発生します。
公衆電話からの利用:
- 一件あたり100円(税抜)の料金が必要です。
これらの情報を踏まえ、電話番号の案内サービスの利用や、電話番号の公開・非公開設定について適切な手続きを行うことをおすすめします。
104電話番号案内サービスの歴史
104電話番号案内サービスは、個人の氏名、住所、業種情報を基にしたデータベースを利用して、電話番号を検索し提供するサービスです。このサービスは1989年にNTTによって全国で開始され、当初は利用者に無料で提供されていましたが、1990年からは有料化され、現在に至るまで多くの変遷を経てきました。
サービスの特徴
利用者が相手の詳細な住所や氏名を提供することで、対象者の電話番号を検索できるのが大きな特徴です。ただし、案内される番号は「ハローページ」に記載されているものに限られ、情報提供に事前の同意を得た個人や企業に限定されています。未承諾者の情報が無断で公開されることはありません。
逆引きサービスの提供状況
また、電話番号から氏名や住所を調べる逆引きサービスは、プライバシー保護の観点から提供されていません。これにより、個人情報のセキュリティが確保されています。
ハローページの廃止
ハローページは、電話番号とそれに関連する情報を掲載する辞書的な存在として広く利用されていましたが、2020年10月をもって廃止され、その形式での情報提供は終了しました。これにより、デジタル化が進む中での情報提供方法が変化しています。
まとめ
104電話番号案内サービスは、現在も継続して提供されていますが、以前の自動転送サービスの廃止により、案内された番号には利用者自身が直接ダイヤルする必要があります。
この変更は利用者により注意深い操作を要求しており、サービスの利用方法に一定の適応が求められています。このサービスは依然として多くの人にとって重要な役割を果たしており、適切な情報の提供が続けられています。